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@ひろしまサミットまで 75日 世界のカップル

 世界にその名が知られるヒロシマには、各界の著名人も多く訪れています。1954年2月に新婚旅行で来日し、話題を呼んだのは米大リーグの大打者ジョー・ディマジオとハリウッドを代表する俳優マリリン・モンロー夫妻でした。ディマジオがカープを指導するため広島入りし、原爆資料館の前身「原爆記念館」を見学。当時の中国新聞は「原爆資料に見入り、タメ息を連発」と報じています。

 著名人カップルと言えばフランスの哲学者サルトルと作家ボーボワールも66年に訪れました。観光を辞退して原爆ドームや資料館を取材。被爆者の訴えを聞き「私たちも将来悲劇が繰り返されることがないよう戦わねばならない」と話しました。(森田裕美)

(2023年3月5日朝刊掲載)

[広島サミット]

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