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対話・協調 国境超え尽力 ヒロシマ平和創造基金 3団体 国際交流奨励賞

 公益財団法人ヒロシマ平和創造基金(理事長・岡畠鉄也中国新聞社社長)は3日、広島市中区の中国新聞ビルで「国際交流奨励賞」の表彰式を開いた。国境を超えた相互理解や平和貢献に取り組む広島県内の3団体を表彰した。

 岡畠理事長が一人一人に賞状と奨励金を手渡して「新型コロナやロシアのウクライナ侵攻が続く今こそ、国境を超えて対話と協調を目指す皆さんの活動が大切。地道な取り組みをたたえたい」とあいさつした。受賞者を代表し「メラウーキャンプ教育支援の会」(三次市)の小武正教代表(65)が「団体について県民に知っていただく機会になった。今後も支援の輪を広げながら活動していく」と謝辞を述べた。

 「HBGウクライナ子ども支援実行委員会」(広島市安佐南区)の伊藤駿代表(30)は「ウクライナ侵攻から1年たった今も、現地で苦しむ人たちがたくさんいる。長期的に必要な物資を送りたい」と話す。「武田中学校高等学校 インターアクトクラブ」(東広島市)顧問のアシュリー・サウザーさん(47)は「受賞はうれしい。生徒の平和教育に取り組みながら、パレスチナ自治区ガザ地区の子どもたちと交流を深めていきたい」と力を込めた。(湯浅梨奈)

(2023年3月4日朝刊掲載)

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