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連載・特集

@ひろしまサミットまで 76日 宗教者たち

 広島には世界に影響力のある宗教者たちが訪れ、メッセージを発してきました。2019年11月には、ローマ教皇フランシスコが平和記念公園(広島市中区)で力強く訴えました。「声を合わせて叫びましょう。戦争はもう要らない。兵器のごう音はもう要らない。こんな苦しみはもう要らない」。教皇の訪問は実に38年ぶりでした。

 過去を振り返ることは、将来に対する責任を担うこと。広島を考えることは、核戦争を拒否すること―。1981年のヨハネ・パウロ2世の「戦争は人間のしわざです」から始まる平和アピールが今も心に重く響きます。

 ノーベル平和賞を受けたマザーテレサやダライ・ラマ14世、ツツ元大主教らも来訪しています。(森田裕美)

(2023年3月4日朝刊掲載)

[広島サミット]

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