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[広島サミット5・19~21] 牛乳パックに各国の豆知識 北広島の業者デザイン 小中給食で提供へ

 先進7カ国首脳会議(G7サミット)参加各国の人口や観光名所などの概要が外装に記されたパック牛乳が4、5月、広島市中区や北広島町の小中学校の給食で提供される。広島協同乳業(北広島町)が、5月に同市であるG7サミットについて児童生徒に興味を持ってもらおうと期間限定デザインで作る。

 牛乳パックのデザインは8種類になる予定。人口や名所に加えて首都やあいさつの言葉などを紹介して国旗の図柄を掲載した各国版7種類と、サミットの目的などを解説した1種類。例えばフランス版のパックには、あいさつの言葉が「ボンジュール」で、フランスパンなどのパンが有名だと案内している。

 同社がサミットを盛り上げようと企画し、2022年12月からデザインを練ってきた。県内の官民でつくる広島サミット県民会議による認定も受けた。同社が給食用牛乳の供給を担っている広島市中、南両区や北広島、安芸太田両町の小中学校で配られる。

 同社の桝本圭吾営業部長(48)は「どのデザインのパックが届くか分からないので毎日の楽しみにしてもらえるとうれしい。子どもがサミットについて考えるきっかけになればいい」と話している。(与倉康広)

(2023年3月8日朝刊掲載)

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