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ベラルーシの研究所と協定 原医研 原発事故治療の知見共有

 広島大原爆放射線医科学研究所(広島市南区)は13日、ベラルーシの国立放射線医学人間環境学研究所と学術、教育交流に関する協定を結んだ。

 チェルノブイリ原発事故で被曝(ひばく)した人の治療で得たベラルーシの研究所の知見を共有し、被爆者や、福島第1原発事故の被災者の健康管理に生かす。原医研は特に、被曝と甲状腺がんの関係について助言を求め、共同研究や研究者の育成を図る。

 広島大霞キャンパス(同)の広仁会館で調印式があり、原医研の稲葉俊哉所長が「貴重な学術成果をぜひお教えいただきたい」とあいさつ。研究所のアレクサンドル・ロシュコ所長とともに、協定書に調印した。(馬場洋太)

(2014年2月14日朝刊掲載)

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