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ウクライナ避難民、交流会で演奏 ピアノの調べ 心つなぐ 福山西ロータリーが招く

 ロシアによる侵攻でウクライナから避難している人たちを元気づけようと、福山西ロータリークラブは避難者を福山市内のホテルに招いて交流会を開いた。

 招いたのは、東部ハリコフ出身のアンナ・セメネンコさん(40)と娘のソフィアちゃん(2)、南部オデッサ出身のダリア・ベスペチャリニフさん(24)の3人。昼食後、ウクライナでピアノ教師をしていたセメネンコさんが電子ピアノを演奏。バッハやショパンの曲を披露すると、会場は拍手に包まれた。

 セメネンコさんは「久しぶりにピアノを演奏して気分転換になった」と晴れやかだった。同クラブの笹田博之会長(66)からぬいぐるみをプレゼントされたソフィアちゃんは手をたたいて喜んでいた。

 同クラブは避難者を支援する「ふくやま国際交流協会」に支援金10万円を寄付した。同協会によると、市内には7日現在、ウクライナから8家族14人が避難している。(猪股修平)

(2023年3月10日朝刊掲載)

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