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[広島サミット5・19~21] 開催気分 お国料理で 市内のホテル飲食チェーン

ビュッフェのメニューに 7種類の新作ギョーザも

 5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)の開催まで2カ月余りとなり、市内のホテルや飲食チェーンが関連のメニューや商品を企画している。G7各国の料理をランチやディナーのメニューに加え、7種類のギョーザも登場。多彩な味わいでムードを盛り上げる。

 ホテルグランヴィア広島(南区)は4月1日から5月31日まで、2階のカフェレストラン「ディッシュパレード」で、平日のランチと、土日祝日のランチとディナーに各国の名物料理をビュッフェ形式で提供する。英国のフィッシュ&チップス、イタリアの野菜とバーニャカウダ、ドイツのソーセージなど約30種類を用意。中学生以上の場合、ランチは平日4千円、土日祝日5千円、ディナーは5千円。

 ホテル側は「食を通してサミットを身近に感じてほしい」と狙いを説明する。

 各国の食材を入れたギョーザ「G7餃子」を考案したのは飲食店経営の井辻フードアンド(安佐南区)。「餃子家龍」など市内8店で18日に発売する。具材にタラの身とタルタルソースを使う英国風や、赤ワインに合うようにカモ肉にバルサミコ酢を加えたフランス風など7種類。メープルシロップとクリームチーズを入れたカナダ風はデザート感覚で味わえるという。

 広島を訪れる外国人観光客が増えるとみて、昨秋に試作を始めた。日本で広まった焼きギョーザを踏襲しつつ、一部は揚げて食感や風味に個性を出した。各種5個入り349~429円。7種2個ずつの14個セットは980円。サミット終了まで売る。

 同社は「海外の食文化を取り入れ、ギョーザを世界のソウルフードに育てていきたい」としている。(小川満久、政綱宜規)

(2023年3月15日朝刊掲載)

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