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[広島サミット5・19~21] 主会場周辺 航行自粛を 6管発表 往来制限5月15~22日

 第6管区海上保安本部(広島市南区)は15日、先進7カ国首脳会議(G7サミット)の海上警備に伴い5月15~22日の8日間、広島湾内などで民間船舶の往来を制限すると発表した。主会場のグランドプリンスホテル広島(同)周辺を航行自粛海域とし、沿岸部などでは航行の事前通報を求める。

 船舶の動きを把握し、不審船を主会場などに近づけないことが目的。航行自粛海域は、同ホテルがある元宇品町の沿岸約300メートルのエリアに設定した。

 事前通報を求めるのは自粛海域の外側のほか、南区出島地区から西区井口漁港にかけての沖合約1キロと五つの河川の河口付近。具体的には、京橋川は御幸橋▽元安川は南大橋▽本川は住吉橋▽天満川は昭和大橋▽太田川放水路は庚午橋―までが対象となる。通報のあった船には識別旗を配り、無断で航行しようとする船は立ち入り検査をする。

 広島港宇品旅客ターミナル(同)を発着する定期旅客船には通報を求めないが、海上保安官が全船に乗船して警戒する。

 橋本昌典本部長は「主会場は海に囲まれており、いかなる脅威にも対応する警備体制をつくる。理解と協力をお願いしたい」としている。

 事前通報は5月8日から受け付ける。航行前日の正午までに、専用用紙に船名や予定航路を記入して提出する。用紙は6管本部交通部に置くほか、ホームページからダウンロードできる。(堅次亮平)

(2023年3月16日朝刊掲載)

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