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被災地復興へ傘の花は咲く 来月11日イベント 広島市中区

 東日本大震災から3年となる3月11日に広島市の市民グループが、広島市中区の原爆ドーム近くで、花を描いた311本の「花の傘」を掲げ、被災地復興と平和を願うイベントを開く。参加者を募っている。

 計画しているのは、子育て中の母親たちでつくる「ピース・アンド・フラワー プロジェクト」。ドーム対岸の元安川親水テラスに311人が集まり、一斉に傘を掲げる。日没後のライトアップも企画している。

 昨年11月に中区の旧日本銀行広島支店であった「花の傘」の展示を見たのがきっかけ。傘を並べて平和を訴える試みに共感した。

 「傘を差して復興を願うなら私たちにもできる」と、出展者だった東京在住の2人組のアーティスト「ミレイヒロキ」に協力を打診した。賛同を得て今回、傘を無料で借りることになった。

 共同代表の一人で安佐南区の辰崎裕美子さん(39)は「広島が被災地を忘れていないことを伝えたい」と参加を呼び掛けている。希望者は28日までに申し込む。共同代表の山下さんTel090(7978)8819。(川井直哉)

(2014年2月17日朝刊掲載)

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