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[2023統一選] ジェンダーや核 候補者に聞く 県議選・広島市議選 3団体調査 結果をSNSで公表へ

 統一地方選前半戦の県議選と広島市議選(いずれも31日告示、4月9日投開票)に向け、県内の三つの市民団体がジェンダー(社会的性差)や核兵器への考えを立候補予定者に問う政策アンケートに取り組んでいる。26日に各団体の交流サイト(SNS)で結果を公表し、有権者に投票先の判断材料にしてもらう。

 「ジェンダーを考えるひろしま県民有志」「核政策を知りたい広島若者有権者の会(カクワカ広島)」「旧広島陸軍被服支廠(ししょう)倉庫について考える有志」が実施。2月以降、把握できた立候補予定者にメールや電話で尋ねている。

 ジェンダー政策は「男女格差是正のために行政に働きかけるか」など6問。核政策では核兵器禁止条約への政府の署名・批准の是非など4問を設けた。県議選の予定者には広島市南区の被爆建物「旧陸軍被服支廠」の活用に向けた意見を自由記述で求めている。

 市役所で記者会見した3団体のメンバーたちは「連絡先が分からない予定者が多く苦労している。有権者の関心を高めたい」と協力を呼びかけた。後半戦の東広島市議選(4月16日告示、23日投開票)などでも予定する。(川上裕)

(2023年3月21日朝刊掲載)

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