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　漫画「はだしのゲン」を広島市立小の平和教育の教材から削除する市教委の方針を受け、広島県内の元教員たちでつくる市民団体「教科書問題を考える市民ネットワーク・ひろしま」は２２日、全国からインターネット上で集めた削除撤回を求める署名５万５０６５筆を市教委に提出した。

　団体事務局の岸直人さん（６９）たち４人が市教委を訪れ、指導第一課の高田尚志課長に渡した。新たな教材に関し「誰からも文句が出ずにやりやすい教材と内容を選択している」などと指摘する文書も添えた。

　岸さんは「署名の重みを考え、しっかり形にしてほしい」と要望。高田課長は「この先どういった平和教育をしていくか、真摯（しんし）に向き合いたい」と話した。

（２０２３年３月２３日朝刊掲載）