×

ニュース

来月中の申請 中電「難しい」 島根3号機安全審査

 中国電力の清水希茂副社長は17日、松江市で、建設中の島根原子力発電所3号機(同市鹿島町)の稼働に向け原子力規制委員会に提出準備を進めている安全審査の申請時期について、「3月中は難しい」と述べた。

 中電が社内体制についての提言を受ける有識者会議で、委員の質問に答えた。清水副社長は、再稼働に向け昨年12月に安全審査を申請した2号機の追加対策を優先していることを挙げ、「できるだけ早く申請したい」とした。

 また、安倍晋三首相が1月、3号機を「新増設のうちには入らない」と発言し、稼働に向けては2号機など既設原発と同等に取り扱う考えを示したことに、「心強く感じる」と語った。ほぼ完成している3号機について、政府は稼働への明確な手順を示していない。

(2014年2月18日朝刊掲載)

年別アーカイブ