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広島サミット5・19~21] 観光案内や平和発信 県民会議 学生ボランティア担う

 広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、官民でつくる広島サミット県民会議は23日、開催前の最後の総会を南区のホテルで開き、もてなしや平和発信に向けた取り組みを報告した。

 オンラインを含め95人が出席した。事務局は、学生ボランティアが観光や交通を案内するカウンターをJR広島駅(南区)や広島空港(三原市)に5月に設置することを紹介。国内に住むG7各国出身の高校生たちが英語で議論する「G7広島サミットジュニア会議」の内容を発信するため、日本語の字幕付き動画を作ることを説明した。

 総会前の役員会で2023年度の予算を審議。広島県や広島市の負担金を含め5億8930万円の収入に対し、開催支援費などで同額を支出することを決定した。サミットにはG7以外に韓国やインドなど8カ国の首脳も招待される。県民会議会長の湯崎英彦知事は「原爆資料館への来館も求めていく」と述べた。(加田智之)

(2023年3月24日朝刊掲載)

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