×

ニュース

[広島サミット5・19~21] 高速道の規制区間公表 広島県警 広島呉全線 迂回路も示す

 広島県警は23日、5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて実施する大規模な交通規制について、通行止めを予定する高速道の区間を発表した。2月に公表した想定区間を基に外務省や警察庁と協議し、一部だった広島呉道路は全線に拡大した。国道2号など推奨する迂回(うかい)路も示した。

 規制の予定区間は、山陽自動車道本郷インターチェンジ(IC)―玖珂IC間▽広島自動車道広島ジャンクション(JCT)―広島西風新都IC間▽広島高速1~3号の全線▽広島呉道路の全線▽海田大橋。5月18~22日の5日間、首脳らの移動時間帯に通行止めとし、移動が連続すれば長時間になる可能性がある。詳細な区間や時間帯は、前日までに県警のホームページなどで示す方針。

 迂回路は、高速道を利用して広島市内を往来または通過する車が主な対象。山陽道からの迂回は国道2号や中国自動車道とし、広島呉道路からは国道31号を案内している。広島道については県道71号や県道38号などを挙げた。国道2号も市中心部では規制される可能性がある。

 県警などは交通規制をする5日間、県内の高速道と市中心部の一般道の交通総量を50%削減する目標を設定している。迂回路も混雑する可能性があるとして、マイカー利用の自粛などを要請。トラックなど業務用車両の運行時間を変更する場合、首脳らが移動する可能性が低い午前0~6時ごろを推奨している。(山崎雄一)

(2023年3月24日朝刊掲載)

年別アーカイブ