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[広島サミット5・19~21] 元宇品で「入域制限」へ 県民会議、住民に説明

 5月に広島市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)を控え、官民でつくる広島サミット県民会議は27日、主会場のグランドプリンスホテル広島がある南区元宇品町の住民や事業者向けの説明会を同ホテルで開いた。サミット開催に合わせて同町への立ち入りを住民や事業者たちに絞る「入域制限」を外務省が実施すると明らかにした。

 説明会は2回に分けて開かれた。初回は冒頭を除いて非公開で約100人が出席。同会議によると、入域制限の概要のほか、外務省が発行する識別証と車両証の申請期間が4月3~7日であることなどを説明したという。

 同会議事務局の山本栄典次長はあいさつで「大変不便をおかけするが、成功のため協力してほしい」と呼びかけた。

 元宇品町内会は識別証などの申請期間中、元宇品会館に役員を常駐させ、手続きの方法を助言する。門隆興町内会長は「制限の内容は住民に配慮もされていた。地域も協力したい」と話した。(堅次亮平)

(2023年3月28日朝刊掲載)

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