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連載・特集

@ひろしまサミットまで 51日 ひろしま男子駅伝

 1月の広島には風物詩があります。都道府県の代表選手が郷土の期待と誇りを背にたすきをつなぐ、ひろしま男子駅伝(天皇杯全国都道府県対抗男子駅伝競走大会)です。

 第1回大会は1996年。31年に始まり、一般、高校、郡市の3部で競った中国駅伝から模様替えしました。2000年からは世界に「ヒロシマ」を発信する平和記念公園(広島市中区)前=写真=を発着する7区間48キロのコースで健脚を競っています。

 つなぐのはたすきだけではありません。チームは中学、高校、一般の選手で構成され、一般選手の振る舞いは中高生の良いお手本。平和の尊さを次代に伝える地で、アスリートの心構えも継承されていきます。(友岡真彦)

(2023年3月29日朝刊掲載)

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