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[広島サミット5・19~21] 地場産業復興 歩み紹介 主要26社 5月18日~6月4日 製品と写真パネル展示

 広島県の主要企業26社は29日、5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせ、原爆被害から復興した地場産業の歩みを紹介する展示会を開くと発表した。中区の旧市民球場跡地に31日開業する「ひろしまゲートパーク」を会場に5月18日~6月4日、製品や写真パネルを並べて国内外の来訪者に平和への願いを伝える。

 26社でつくる実行委員会の主催で、名称は「Pride of Hiroshima(プライドオブヒロシマ)展」。「広島の人々の復興の軌跡・輝く今の姿・将来の夢を世界中の人々に感じていただく」をコンセプトに決めた。

 原爆で多くの社員を失いながら事業の再建に尽力した地場企業も少なくない。ゲートパーク内の大屋根ひろばを「戦後復興」「現在」「未来」の3ゾーンに分け、復興の歴史や持続可能な未来に向けた取り組みを伝える。

 ものづくりやインフラを支えるマツダ、中国電力、ひろぎんホールディングス(HD)、広島ガス、広島電鉄、もみじ銀行、暮らしに身近な福屋やイズミ、フレスタホールディングス、アンデルセン・パン生活文化研究所、オタフクソース、中国新聞社など幅広い業種から集まる。広島東洋カープも参加する。

 実行委の委員長は広島商工会議所の池田晃治会頭(ひろぎんHD会長)が務める。展示の詳細は後日発表する。(桑田勇樹)

(2023年3月30日朝刊掲載)

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