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「ビキニ」60年行事 静岡で27日から

 太平洋マーシャル諸島・ビキニ環礁での米国の水爆実験によりマグロ漁船第五福竜丸が被曝(ひばく)して3月1日で60年となることし、日本原水協や原水禁国民会議は今月27日から、静岡県内で相次いで関連行事を開く。節目の年の「ビキニデー」にあらためて核の脅威と向き合う。

 原水協は27日に国際交流会議、28日に全国集会を静岡市で開く。1日に焼津市で開く集会には、マーシャル諸島に派遣する島民支援代表団の一員で、元乗組員の大石又七さん(80)が電話で参加。放射能に汚染された島から避難している元住民や現地の状況を報告する予定だ。

 1日には同市で、市民団体とともに、被曝して亡くなった無線長の久保山愛吉さんを追悼する墓参行進などもする。

 一方、原水禁は28日、マーシャル諸島の核被害を長年取材するフォトジャーナリスト島田興生(こうせい)さん(74)を招いた学習会を静岡市で開く。1日は静岡市で全国集会、焼津市で墓前祭を開く。(坂田茂)

(2014年2月22日朝刊掲載

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