連載・特集

　広島は戦前から高校野球が盛んな土地柄です。県勢は全国大会で春夏合わせて１２度の優勝を誇り、通算２１５勝を積み重ねてきました。都道府県別の優勝回数、勝利数はともに６位。全国有数の強豪県としての地位を築いています。けん引してきたのは広陵と広島商の伝統校です。広陵の春夏計４９度の出場は全国９位、広島商の計４５度は同１１位。広陵は春に強く３度の日本一を達成し、広島商は夏に全国２位となる６度の全国制覇を果たしています。

　現在、甲子園球場（兵庫県西宮市）で開催されている選抜大会には広陵が出場しており、３１日に準決勝に臨みます。２００３年以来、４度目となる日本一を目指す戦いが続いています。（貞末恭之）

（２０２３年３月３１日朝刊掲載）