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ドミニカ共和国 副大統領が献花 広島の原爆慰霊碑を訪問

 ドミニカ共和国のラケル・ペーニャ・ロドリゲス副大統領が2日、広島市中区の平和記念公園を訪問し、原爆慰霊碑に献花した。滝川卓男館長の案内で原爆資料館も訪れ、約1時間かけて見学した。

 ペーニャ副大統領は慰霊碑に花輪をささげた後、同国の大臣2人を含む28人で原爆資料館を見学。原爆投下直後の写真や被爆者が描いた絵など展示品を見つめ、滝川館長の解説をうなずきながら聞き入った。芳名録に署名したペーニャ副大統領は「原爆で亡くなった方々を思う市民の深い愛情が印象に残った」と語った。

 ドミニカ共和国は2022年に核兵器禁止条約を批准した。一行は3月31日に5泊6日の日程で来日し、首相官邸への訪問なども予定している。同国に広島東洋カープのアカデミーがあるつながりで、マツダスタジアム(南区)にも立ち寄った。

 また、この日はオーストリアの国会議員5人も平和記念公園を訪れ、慰霊碑に献花した。3日には、松井一実市長への訪問を予定している。(川村正治)

(2023年4月3日朝刊掲載)

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