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被爆クロマツを一般公開 中区の結婚式場 昨年登録 樹齢100年超

 広島市は2日、新たに被爆樹木に登録した中区舟入幸町のクロマツを一般公開した。3月1日にオープンした結婚式場「ザ・リバーサイドテラス広島ツリーズスクエア」の敷地内にある。次回の公開は今月17日の正午から午後6時まで。

 クロマツは高さ5・5メートル、幹回り1・3メートル。爆心地から1・9キロにあり、樹木医の調査で樹齢は100年を超えるとみられる。市民から情報提供を受けて市が調査。米国国立公文書館の被爆前の市内の空撮写真などから、クロマツが被爆当時から現在地に存在していたことが確認され、昨年5月に被爆樹木に登録された。

 今月18日以降は事前予約制で公開する。同式場の堀之内更紗(さらさ)支配人(30)は「気軽に見学に訪れてもらい、式場とクロマツが地域に親しまれる存在になるよう歩んでいきたい」と話した。(川村正治)

(2023年4月3日朝刊掲載)

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