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[広島サミット5・19~21] 世界円満の願い 足元から 市内メーカー ロゴ入りマンホール寄贈

 足元から盛り上げよう―。5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、市内の鋳物メーカーが、広島県内の官民でつくる広島サミット県民会議のロゴをデザインしたマンホールのふたを製作した。市に寄贈し、中区の原爆資料館東館そばで使われている。

 マンホールのふたは直径約62センチ、重さ約45キロ。基町高の生徒がデザインしたハトが飛び立つロゴを色彩豊かに再現している。「平和の発信」の思いを込めて加えた放射状のラインは、歩行者の滑り止めにもなっているという。

 3月30日に資料館で贈呈式があり、製作した友鉄工業(安佐北区)の友広和照社長がふたを披露。その後、社員が資料館そばの歩道に設置した。友広社長は「地場産業として貢献できて喜ばしい。世界円満を願うマンホールでサミットを足元から支援したい」と話している。(川上裕)

(2023年4月1日朝刊掲載)

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