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　広島県は４日、広島市で５月にある先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）を前に、国際体操連盟が今月２８、２９日にＧ７各国の体操の五輪メダリストたちを市内に招き、子どもたちと交流するイベント「Ｇ７ジムナスティックス・ヒロシマ」を開くと発表した。スポーツを通じて平和への願いを発信する。

　ロンドン五輪、リオデジャネイロ五輪の金メダリスト内村航平さんや東京五輪銅メダリストの村上茉愛（まい）さんをはじめ、米国や英国など各国のトップ選手や元選手の計９人が参加を予定する。

　一行は２８日に中区の平和記念公園を訪れ、原爆資料館を見学。翌２９日には西区の広島修道大協創中・高の体育館で、県内の体操教室に通う小学生を対象にした体験会を開いたり、中高生たちに演技を披露したりする。

　湯崎英彦知事は、この日の記者会見で「著名な選手が広島に来て、平和のメッセージを発信するのは大変意義深い」と述べた。（永山啓一）

（２０２３年４月５日朝刊掲載）