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[広島サミット5・19~21] バス・電車 土日祝ダイヤ 高速線は大半運休 来月18~22日

 広島県バス協会と広島電鉄(広島市中区)は5日、5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向けた運行計画を発表した。開催期間と前後1日を含む5月18~22日、路面電車と路線バスを運休や土日祝日ダイヤなどにして便数を減らす。高速バスは多くを運休する。大規模な交通規制や交通量の抑制に各社が対応する。

 広電の路面電車は西広島―広島港の3号線で運休を予定。18、22日はおおむね午前9時台から日赤病院前―広島港の運行を取りやめる。運休は18日が午後7時台まで、22日が午後3時台まで。19日は西広島―広島港の全区間で午前9時台から最終便まで運休。20、21日も全区間で始発からの数便を除き終日運休する。広島駅から広島港方面の1、5号線を含め、他の路線は土曜・休日ダイヤにする。

 路線バスは広島市内に乗り入れる各社が休日ダイヤにする。広島バス(中区)は全路線を土日祝日ダイヤに、広島交通(西区)は市の中心部と北部を結ぶ路線を日祝日ダイヤにする。

 広電バスは広島市内を中心に多くの路線を日祝日ダイヤにする。運休するのは市内8号線(横川―観音方面)▽同10号線(己斐―旭町方面)▽広島駅―イオンモール広島府中▽広島駅―ジ・アウトレット広島▽広島港―県運転免許センター。中国ジェイアールバス(南区)は市中心部を観光周遊する「ひろしま めいぷる~ぷ」の運行を取りやめる。

 高速バスは、広島市内を発着する県内の全路線で運休する。関西や九州など県外に向かう高速バスも日中は運休。夜行便はルートを変更して運行する。県内各地から広島空港(三原市)に向かうリムジンバスは多くが運休する。

 各社の運行計画は今後の交通規制によって変更が想定される。広電は「予告なく運休などを行う可能性がある」とし、ホームページなどで知らせる方針でいる。(村上和生、服部良祐)

(2023年4月6日朝刊掲載)

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