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[広島サミット5・19~21] 国際会議場にカフェ 中区 モーツアルト開設へ

 広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、洋菓子製造販売のモーツアルト(廿日市市)が平和記念公園(中区)の広島国際会議場にカフェを開く。会議場内に飲食店が設けられるのは2年ぶり。観光客や地域住民の憩いの場を目指す。

 サミット開催前の5月中旬までに会議場1階の211平方メートルに「バッケンモーツアルトカフェ」を開店し、約70席を設ける。ガラス張りで公園内を見渡せるのが売り。ケーキ、サンドイッチなどの軽食や飲み物のほか、クッキーなどの土産物を販売し、店内飲食とテイクアウトができる。営業時間は午前9時半~午後7時で、会議場の休館日は店も休む。

 会議場内には地下2階にレストランがあったが、2021年3月に契約満了で閉店。市は1階の旧国際交流ラウンジのカフェへの転換を決め、22年度に1539万円をかけて給排水などの環境を整えた。22年10月に公募型プロポーザル方式で事業者を募り、同社だけが応じた。23年3月に契約を締結。28年3月まで5年間、月81万円で貸し出す。

 モーツアルトの瀬来道則専務は「国内外から平和記念公園を訪れたり、会議場を利用したりする人がほっとしたひとときを過ごせるおもてなしをしたい」と話している。(小林可奈)

(2023年4月7日朝刊掲載)

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