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高校生平和大使募る 4年ぶり国連欧州本部も訪問

 広島、長崎両市を主な拠点とする市民団体「高校生平和大使派遣委員会」は、核兵器廃絶を国内外で訴える第26代大使の募集を始めた。17日(必着)まで受け付け、県内から3人を選ぶ予定。4年ぶりにスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れる計画がある。

 8月時点で県内の学校に通う高校生が対象。計画では、全国の大使約30人の一員として8月下旬に1週間渡欧し、核兵器廃絶を求める署名を国連欧州本部へ提出したり、現地の国際団体を訪問したりする。渡航や宿泊などの費用は派遣委が全額負担する。

 平和大使は1998年に開始。新型コロナウイルス禍で2020~22年はジュネーブ派遣を中止しており、今回も感染状況などで計画を変える可能性があるという。

 希望者は名前、学校名、学年、住所、電話番号(可能ならファクス番号やメールアドレスも)を記し、郵送で申し込む。宛先は〒722―0014尾道市新浜1の8の30、高校生平和大使募集係。5月14日に広島市で選考委員会を開く。問い合わせは☎090(9060)6162(小早川健共同代表)。(小林可奈)

(2023年4月7日朝刊掲載)

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