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　クラシック音楽を題材にした人気漫画に登場する名曲を楽しむ「生で聴く　のだめカンタービレの音楽会」が８日、三原市宮浦の市芸術文化センターポポロであった。演奏に合わせて原作の名場面をスクリーンに投影し、１１５０人を魅了した。

　漫画「のだめカンタービレ」を原作にしたテレビドラマや映画の音楽監修を務めた茂木大輔が指揮した。広島交響楽団と気鋭のピアノ、オーボエ奏者が共演。モーツァルト「２台のピアノのためのソナタ」、ブラームス「交響曲第１番」など７曲を披露した。合間には茂木が楽曲やストーリーなどを解説し、聴衆を楽しませた。

　みはら文化芸術財団と中国新聞備後本社などの主催。東広島市西条町の会社員鈴木綾音さん（２８）は「目と耳で楽しめた。漫画を読み返したくなった」と笑顔だった。（佐藤弘毅）

（２０２３年４月９日朝刊掲載）