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[広島サミット5・19~21] 地元の歴史PR 出土品など公開 東広島市立美術館

 東広島市は、5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせ市の歴史をPRしようと、所蔵する文化財を中心に集めた「東広島の黎明(れいめい)展」を同市西条栄町の市立美術館で開いている。6月25日まで、無料。

 国重要文化財に指定される「広島県安芸国分寺跡土坑出土品」など約400点を公開。旧石器時代のナイフ形石器や、県内最大の古墳「三ツ城古墳」から出土した装飾品も並ぶ。古墳時代に朝鮮半島から伝わった杯形の須恵器や、明治時代初期に高屋町小谷で生まれた「小谷焼」の展示などが並び、文化の変遷をたどることができる。

 市にゆかりがある芸術家の油絵、水彩画、版画などを集めたコレクション展も同時開催。一般300円、大学生200円、高校生以下無料。

 いずれも午前9時~午後5時。大山真季学芸員は「古代から近代までの地元の歴史に触れてほしい」と話している。

(2023年4月9日朝刊掲載)

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