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[広島サミット5・19~21] 英・仏・独・伊4言語 広島ニュース配信 TSS

最新AI 西山アナの分身が活躍

 5月に広島市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、テレビ新広島(南区)は、広島のニュースを7カ国の主要4言語でネット配信する取り組みを始めた。コンテンツ生成能力を持つ最新の人工知能(AI)技術を使い、西山穂乃加アナウンサーのアバター(分身)が、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語でニュースを読み上げる。

 平日夕方の番組「TSSライク!」で放送した中から2、3本を選び、3~5分に編集した動画を3月から週1回更新している。これまで被爆者の声や警備体制、特産品を取り上げた。

 画像生成アプリで、西山アナの写真から4言語用に四つの分身を作成。自動翻訳ソフトで日本語の記事を訳し、それぞれのネーティブに確認してもらう。アニメーションの分身アナの動きに取材映像を重ねる。

 企画から配信までメディア戦略部の若手が手がける。中窪志帆さん(24)は「一生懸命に取材したニュースを地上波で終わりにせず、世界へ届けることができる」と喜ぶ。渡辺琢水(たくひろ)さん(29)は「当日の盛り上がりや各国首脳の動きもしっかり伝えたい」と話す。

 動画はTSSホームページなどで見ることができる。https://www.tss‐tv.co.jp/g7hiroshima/(渡辺敬子)

(2023年4月8日朝刊掲載)

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