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　先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）を取材するため、海外から訪れる報道関係者に広島ゆかりの映画を観賞してもらう上映会が企画されている。広島市と広島フィルム・コミッション（ＦＣ）が主催する。英語字幕付きの２作品を上映し、原爆の残酷さや被爆者の心情を伝える狙いだ。

　西区出身の漫画家こうの史代さんの原作をアニメ映画化した片渕須直監督「この世界の片隅に」（２０１６年）、広島で被爆した美甘（みかも）進示さん（２０年に９４歳で死去）の体験を伝えるドキュメンタリー「８時１５分　ヒロシマ　父から娘へ」（２１年）の２作品。５月１８～２０日午後７時から、中区の八丁座で無料上映する。

　企画した広島ＦＣは「映画を通じて、広島の歴史を知ってもらう機会になれば」と期待している。

（２０２３年４月８日朝刊掲載）