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広島サミット5・19~21] 首脳1人移動「15分待ち」 一般道の交通規制公表

長引けば1時間超 迂回路も渋滞恐れ

 5月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)に伴う大規模な交通規制で、広島県警が10日公表した一般道の予定路線には、国道2号や平和大通りなど交通量が多い広島市中心部の幹線道が盛り込まれた。通行止めは首脳らの移動時間帯に限られるが、状況次第で長時間に及ぶ可能性がある。(山崎雄一)

 予定路線は、国道2号の舟入本町交差点―国泰寺交差点間▽平和大通りの小網町交差点―鶴見橋東詰交差点間▽国道54号の広島城南交差点―広島市役所前交差点間▽市道「吉島通り」の平和公園前交差点―吉島インター入口交差点間▽市道「城南通り」の寺町電停交差点―駅前大橋南詰交差点間▽市道「霞庚午線」の舟入南6丁目交差点―南千田橋東詰交差点間など。首脳の動向によっては他の路線も加わる。

 県警によると、規制は広域で一斉に実施するのではなく、首脳らの移動開始前に通行する区間とその周辺で規制を始め、通過すれば解除する。首脳が単独で移動する場合の通行止めは15分程度が目安。車列が連続すれば1時間を超える可能性もあるという。

 県警は市中心部で推奨する迂回(うかい)路として、国道487号(宇品通り)や国道183号(寺町通り)、市道「舟入通り」などを挙げる。規制時には路線の端に警察官を配置するなどして誘導する。

 交通規制の期間中、路線バスや路面電車の運休や減便も予定されている。県警は「迂回路も渋滞する可能性がある。マイカー利用を控えるなどしてほしい」としている。

(2023年4月11日朝刊掲載)

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