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広島サミット5・19~21] 「ギュー7」で広島和牛PR 生産者の組合

 5月に広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)を機に広島和牛を飲食店やホテルに売り込もうと、生産者でつくる広島食肉市場出荷者組合は11日、消費を増やすプロジェクト「ヒロシマギュー7(セブン)」を始めた。市中央卸売市場(西区)に関係者を招いてイベントを開いた。

 広島県内の飲食店やホテルから約30人が参加し、競りの様子を見学。広島和牛のブランド「元就」や「神石牛」の焼き肉を試食した。出荷組合は、広島サミット開催を機に国内外から広島を訪れる人が増え、消費を増やすチャンスとみてイベントを企画。今後、広島和牛の魅力を消費者に発信するサイトを開設する。

 広島和牛は新型コロナウイルス禍を受けて飲食店での消費が減った。生産者には資材価格や電気代の高騰も痛手になっている。出荷組合の馬上幸治代表は「生産者は離農の瀬戸際で耐えている。食べてもらえれば必ずファンがつく味。消費者の裾野を広げる」と力を込めた。(政綱宜規)

(2023年4月12日朝刊掲載)

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