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なぎさ中高生 NYで歌声 平和や震災復興願うフェスティバル参加 「ふるさと」など5曲披露 16日西区で報告コンサート

 広島なぎさ中・高(広島市佐伯区)の合唱部が3月下旬、米国ニューヨークで開かれた合唱フェスティバルに参加した。世界平和や東日本大震災からの復興を願ったイベントで、在米ウクライナ人の合唱団などとカーネギーホールに歌声を響かせた。部員たちは感じた思いを胸に今月16日、出演報告コンサートを西区で開く。(八百村耕平)

 3月29、30日にあった「ニューヨーク合唱フェスティバル」。渡米した同部の40人は「ひろしま平和の歌」など計5曲を披露し、童謡の「ふるさと」は英語とウクライナ語で歌い上げた。最後は、戦禍が続くウクライナ出身者たちのグループなど日米両国の15合唱団と「イマジン」などを合唱した。

 文化芸能国際交流機構(ジェクサ、東京)が東日本大震災からの復興支援などを目的に2012年から開いているチャリティーイベント。今年は広島で先進7カ国首脳会議(G7サミット)があり、開催地の学校として招かれたという。高校3年の大町百々恵部長(17)は「ウクライナの団体の歌は歌詞が分からなくても、大切な人と幸せに過ごせる世界を願うメッセージを感じた。私たちも歌を通して平和を伝えていきたい」と話していた。

 報告コンサートは午後2時にコジマホールディングス西区民文化センターで開演。入場無料。同フェスティバルで披露した曲を含め計16曲を歌う。曲の合間などに、部員がフェスティバルでの経験なども語る予定でいる。なぎさ中・高☎082(921)2137(平日午前8時15分~午後5時)。

(2023年4月14日朝刊掲載)

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