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平和公園立ち入り制限 広島市、5月18~21日 資料館など休館

 広島市である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせ、市は5月18~21日に平和記念公園(中区)一帯への市民や観光客の立ち入りを制限する。同じ期間に、公園内にある原爆資料館など4施設も休館。サミット開催前から24時間体制で民間警備員が巡回し、広島県警などと連携してテロへの警戒を高める。

 市によると、制限するのは、原爆慰霊碑、原爆資料館、原爆ドームなどがある平和記念公園や周辺の緑地帯。5月18日正午から、21日のサミット関連行事が終了するまでの間、サミット関係者を除き、市民や車両は入れない。元安橋や本川橋、相生橋南側も封鎖する。外務省などが4月下旬から工事用のフェンスを設置し始める。

 合わせて、立ち入り制限中は、原爆資料館▽国立広島原爆死没者追悼平和祈念館▽広島国際会議場▽レストハウス―が休館する。民間警備員による巡回のほか、市職員による自主警備も実施するという。

 広島サミットは、5月19~21日にグランドプリンスホテル広島(南区)を主会場に開かれる。市は、各国首脳による平和記念公園の訪問を念頭に4日にわたって立ち入りを制限すると決め、市民や観光客に早めに周知することにした。県警も各国首脳の移動時間帯に平和大通りなどの通行規制を予定している。(和多正憲)

(2023年4月15日朝刊掲載)

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