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　広島商工会議所のハワイ交流訪問団は１５日（日本時間１６日）、太平洋戦争開戦の地となった米ハワイの真珠湾を訪問した。ホノルル日本人商工会議所との姉妹提携４０周年の記念事業の一環で、広島市で５月にある先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）を前に平和への願いを新たにした。

　正副会頭や常議員たち１７人が、追悼施設のアリゾナ記念館を訪れた。戦没者に花束を手向け、哀悼の意を示した池田晃治会頭は「恒久的な平和なくして経済の発展はない。サミットで各国の首脳には被爆の実態に触れていただき、力強い平和のメッセージを広島から発信してもらいたい」とコメントした。

　広島商議所はホノルル日本人商工会議所と１９８１年に姉妹提携を結んだ。２０２１、２２年に予定した訪問団の派遣は、新型コロナウイルス禍の影響で延期。今年は４月１３～１８日の日程で現地企業の再生可能エネルギー導入の取り組みを聞いたり、交流行事を開いたりした。（榎本直樹）

（２０２３年４月１８日朝刊掲載）