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マーシャル諸島 首都で原爆展 日本原水協

 米国によるマーシャル諸島での水爆実験で被害を受けた島民支援のため同国入りした日本原水協は27日、首都マジュロの私立学校で原爆展を開いた。児童、生徒は、マーシャルの被害とも重なる核兵器がもたらす悲惨さを食い入るように見つめた。 (マジュロ発 藤村潤平)

 校内の一角に広島、長崎の被爆後の状況や重度のやけどを負った被爆者が治療を受ける様子などの写真12枚を展示。約200人が訪れ、原水協メンバーから説明を聞いた。

 原水協に同行している第五福竜丸の元乗組員大石又七さんも参加。「放射能は恐ろしい。皆さんの力で核兵器をなくしてほしい」と訴えた。

 ジェームス・レイマーズさん(18)は「街も人も全てが破壊されて、とても悲しい。核兵器が悪影響を及ぼしているのはマーシャルも同じ」と話していた。

(2014年2月28日朝刊掲載)

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