×

ニュース

[広島サミット5・19~21] 路面電車やバス 運休・減便 開催まで1ヵ月 来月18~22日交通規制 JR・アストラムは通常

 広島市での先進7カ国首脳会議(G7サミット)の開催期間と前後1日を含む5月18~22日、市内を中心に大規模な交通規制が実施される。この間、路面電車や路線バスは運休や減便を予定し、市立学校の一部などが休校となる見通し。開幕まで19日で1カ月となるのに合わせ、交通規制に伴う主な生活への影響をまとめた。(浜村満大、堅次亮平)

 広島県警は規制対象の5日間、首脳らの移動時間帯に高速道と一般道を通行止めにする。高速道の予定区間は山陽自動車道本郷インターチェンジ(IC)―玖珂IC間▽広島高速1~3号▽広島呉道路―など。一般道は市中心部の国道2号や平和大通りをはじめ、主会場のグランドプリンスホテル広島(南区)周辺なども対象となる。

 これを受け、高速バスは市内を発着する県内の全路線が運休し、関西や九州など県外に向かう路線も日中の運行を取りやめる。市中心部発着の路線バスは日祝日ダイヤで、一部は運休になる。広島、呉、福山の各市と広島空港(三原市)を結ぶリムジンバスは全便運休する。

 広島電鉄(中区)の路面電車の多くは休日ダイヤだが、西広島―広島港間は19~21日に大半が運休するなどの対応を取る。一方、JR在来線と山陽新幹線、広島市内を走るアストラムラインは通常ダイヤを維持する予定。

 市教委は市立学校に臨時休校を要請した。対象は市中心部の小学校27校と中学校10校、高校全8校となっている。

 行政機関はテレワークや休暇取得を促し、出勤者を削減する方針。県は5割以上減らし、市も市民サービスに影響が出ない範囲で抑制に努める。

(2023年4月19日朝刊掲載)

年別アーカイブ