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[広島サミット5・19~21] 小中でサミット授業 廿日市 開催意義や参加国学ぶ

 廿日市市教委は、先進7カ国首脳会議(G7サミット)について学ぶ授業を、全市立小中学校の今月のカリキュラムに組み込んだ。5月に広島市を舞台に開かれるサミットへの関心を高めようと、小学3年生から中学3年生まで各1時限を設けている。

 サミットの開催目的や参加国に加え、貧困、エネルギー問題といった世界が直面する課題を学習する内容。市教委が学年に応じた指導案を用意した。19日には佐方小で6年生3クラスの授業があり、各担任教員は被爆地・広島で開催される意義などを問いかけた。子どもたちは話し合って答えを考えていた。

 青山詩月(しずく)さん(11)は「平和の大切さを世界の人に分かってもらうため、まずは自分がもっと広島のことを知りたいと思った」と話していた。

 児童生徒は授業を受けた後、国際問題について考えたことや世界の人たちに伝えたい思いを作文にまとめる。市教委は、一部をサミットに合わせて5月15~21日、市役所1階に掲示する予定でいる。(八百村耕平)

(2023年4月20日朝刊掲載)

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