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[広島サミット5・19~21] 海上警備・警護本部を設置 6管「隙のない態勢を構築」

 第6管区海上保安本部(広島市南区)は19日、5月に広島市であるG7サミットの海上警備・警護本部を設置した。他管区から人員や船艇の応援を受け、主会場がある南区元宇品町の周辺海域などの警備に力を入れる。

 昨年5月に設置した警備準備本部を格上げした。6管本部で会合を開き、橋本昌典本部長が幹部職員たちを前に訓示。岸田文雄首相の演説会場で爆発物が投げ込まれた事件に触れ「隙のない海上警備態勢を構築し、要人の安全確保に的確な対応をしなければならない」と強調した。

 6管は5月15~22日の8日間、元宇品町の沿岸約300メートルのエリアを「航行自粛海域」に設定。周辺の沿岸部では航行前の通報を求め、不審船への立ち入り検査も実施する。また、今月22、23日に倉敷市であるG7の労働雇用相会合の海上警備・警護本部も18日に設置した。(堅次亮平)

(2023年4月20日朝刊掲載)

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