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[広島サミット5・19~21] 全17大・短大が対応 広島市内 休業やオンライン

 広島市で5月19~21日にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)の期間中と前後に、市内にキャンパスを置く大学・短大全17校が休業や休講、オンライン授業など学生を登校させない対応を取ることが分かった。18~22日に市中心部の交通総量を半減する県警などの目標に協力する。

 教職員を含めて休みとする休業は3校。広島市立大(安佐南区)と安田女子大・短大(同)が18~22日に学校を閉じる。休講は3校でエリザベト音楽大(中区)が16~22日の1週間、広島経済大(安佐南区)と広島工業大(佐伯区)は18~22日に授業を休む。

 オンライン授業を中心とするのは、広島修道大(安佐南区)や県立広島大広島キャンパス(南区)など計15校。広島大は市内の霞、東千田両キャンパスでの授業や、東広島キャンパス(東広島市)での授業のうち広島市内から通う学生がいるケースで原則、オンラインとする。

 県内でみると全25校のうち、廿日市や東広島市の大学を含む8割強の21校が対応を取る。一方、尾道、福山市など県東部の大学は通常通りとしている。

 県警などは交通規制する5日間、県内の高速道と広島市中心部の一般道の交通総量を50%削減する目標を設定。マイカー利用の自粛▽トラックやバスなど業務用車両の運行調整▽行事の日程変更―などの協力を求めている。(余村泰樹)

(2023年4月21日朝刊掲載)

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