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連載・特集

@ひろしまサミットまで 28日 資料館の付属施設

 広島市中区江波地区にある「シュモーハウス」は、2012年、原爆資料館(中区)の付属展示施設になりました。米国の平和活動家の故フロイド・シュモー氏が1951年に建てた被爆者向けの集会所を改装。展示資料だけでなく、建物自体も復興の歩みを伝える貴重な存在です。

 市はさらに24~25年度に、いずれも中区にある被爆建物の広島逓信病院旧外来棟、本川小平和資料館、袋町小平和資料館を付属展示施設に加える予定です。当時の手術室が現存する旧外来棟は被爆者救護の歴史に、両小の資料館は児童たちの被爆の惨禍に触れられる場になっています。平和記念公園の外に出て、まちなかの資料館も訪ねてみませんか。(川上裕)

(2023年4月21日朝刊掲載)

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