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[広島サミット5・19~21] おもてなし任せんさい 学生ボランティア研修

 広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)の運営をサポートする学生ボランティアの事前研修が22日、中区のJMSアステールプラザであった。約70人が観光地の案内や来訪者へのおもてなしの方法を学んだ。

 県内の大学生らが担う「おもてなしボランティア」はサミット開催前の5月16日ごろから、JR広島駅(南区)や広島空港(三原市)、国際メディアセンターとなる県立総合体育館(中区)の計3カ所に設置されるインフォメーションカウンターで活動。各国から訪れるサミット関係者や報道陣への道案内や情報発信に取り組む。

 研修では4、5人ずつグループに分かれて、地図を広げ、広島空港から宮島(廿日市市)までの経路やベジタリアン(菜食主義者)対応の飲食店を日本語と英語で案内する方法などを話し合った。

 広島文教大4年の奥村正彦さん(22)は「新型コロナウイルスで活動が制限された世代として貴重な経験。受け身にならずに広島の魅力を伝えたい」と話した。今後、JR広島駅での実践研修も予定されている。

 主催した広島サミット県民会議によると、学生の通訳ボランティア51人もサミット関連のイベント会場で活動するという。(平田智士)

(2023年4月23日朝刊掲載)

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