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[広島サミット5・19~21] 宇品西の一部 「入域制限」 県民会議、地元住民に説明

 5月に広島市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に、官民でつくる広島サミット県民会議は22日、南区の宇品西地区の一部で立ち入りを住民や事業者に絞る「入域制限」にすると、地元住民に説明した。

 宇品御幸の集会所であった説明会は約50人が出席。冒頭を除き非公開で開かれた。県民会議によると、主会場のグランドプリンスホテル広島のある元宇品町に隣接する宇品西地区の一部がサミット開催に合わせて立ち入り制限されることなどを説明した。ただ同地区の具体的な制限区域は明らかにされなかった。同会議事務局の山本栄典次長は「主会場に近く、不安があると思う。交通規制でも不便をおかけするが、安全な実施に協力してほしい」と呼びかけた。

 説明会は宇品西地区社会福祉協議会が県民会議などを招いて開催。観光客の入島制限を計画する宮島(廿日市市)や、入域制限となる元宇品町では同会議が説明会を開いてきた。同社協の中原健治会長は「説明は有意義だった。住民として協力したい」と話していた。(高木潤)

(2023年4月23日朝刊掲載)

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