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　５月のＧ７サミットに合わせて廿日市市の宮島で計画されている入島制限を巡り、政府は２５日、島内の事業者への休業補償は「困難だ」との認識を示した。参院国土交通委員会で、無所属の三上絵里氏の質問に答えた。

　宮島は首脳訪問の候補地で、１８日正午～２０日午後２時、観光客の立ち入りが制限される。三上氏は、宿泊事業者に期間中の宿泊予約キャンセルや受け入れ中止を広島サミット県民会議事務局が要請している点に触れ「何らかの補償を求める声がある」とただした。

　外務省の担当者は「お尋ねの点も含め、一つ一つに補償を行うことは困難だ」と答弁。これとは別に、斉藤鉄夫国土交通相がサミット成功に向けた協力を呼びかけ「広島の地域振興、観光振興について、しっかりサポートしていきたい」と述べた。（山本庸平）

（２０２３年４月２６日朝刊掲載）