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[広島サミット5・19~21] 「安全確保 政府の責務」 自民調査会 首相襲撃受け会合

 自民党は26日、「治安・テロ対策調査会」などの会合を党本部で開き、広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)の警備態勢などを議論した。岩屋毅会長は「断じて暴力で妨害されることがあってはならない。議長国として安全確保に万全を期すのは政府の責務だ」と述べた。

 警察庁や外務省などの幹部職員が出席。三原市の広島空港から、主会場となる広島市南区のグランドプリンスホテル広島までの要人警護に関し、省庁側は「綿密な計画を作り、住民から交通規制の理解を得て実施したい」と説明した。議員からは「目に見える形の警備で抑止力を高めるべきだ」などの注文があった。

 党総裁の岸田文雄首相に爆発物が投げつけられた事件を受けての会合で、当時の警備体制や有事の対応も話し合った。岩屋氏は会合後「事件を踏まえ、警察側もサミットに向けて対応してもらいたい」と話した。(口元惇矢)

(2023年4月27日朝刊掲載)

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