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[広島サミット5・19~21] 19ヵ国の50人 平和公園訪問 ユースサミット参加者

 先進7カ国首脳会議(G7サミット)を前に東広島市の広島大で開かれている「広島G7ユースサミット」の参加者たちが26日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、核兵器の非人道性を学んだ。

 19カ国からの参加者約50人は原爆資料館で被爆者の証言を聴いた後、8班に分かれて、原爆ドームや原爆の子の像などを市民団体の案内で巡った。フランス出身でベルギー在住の団体職員レイラ・ベンアブデラさん(29)は「惨禍を繰り返してはならない。広島で学んだことを若者たち多くの人と共有したい」と話した。

 ユースサミットは非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))が主催し、広島大平和センター(中区)が共催・共同実施。核兵器のない世界に向けて意見を交わし、最終日の27日に、核兵器廃絶に向けたG7への提言を発表する。(小林可奈)

(2023年4月27日朝刊掲載)

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