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[広島サミット5・19~21] 平和イベント 首相にPR 体操内村さんら面会

 体操男子の個人総合で五輪連覇を飾った内村航平さんが27日、岸田文雄首相と官邸で面会した。先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせ広島市で開く平和イベントをPR。世界の人々がスポーツを楽しめる世の中の実現を求めた。

 東京五輪の女子種目別床運動銅メダルの村上茉愛さんらが同席。長崎県で育った内村さんは「スポーツを通じて平和を願っている」と話した。モスクワ出身で北京五輪に米国代表として出場し、女子個人総合金メダルのナスティア・リューキンさんは「世界中が再びスポーツに夢中になれる日が来てほしい」と訴えた。

 首相は「皆さんの思いを胸に、世界の平和や安定に向けたG7の強い意志を世界に示したい」と答えた。

 国際体操連盟(FIG)が主催するイベントは「G7 ジムナスティックス(体操)広島」。28日に平和記念公園(中区)などを訪問。29日は広島修道大ひろしま協創中・高(西区)で生徒と交流する。

 広島の被爆2世の渡辺守成FIG会長は首相と面会後「原爆の悲惨さを学び、ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキを発信したい」と話した。(口元惇矢)

(2023年4月28日朝刊掲載)

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