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[広島サミット5・19~21] 歓迎 児童が育てた花で ペチュニア1400株で飾り直し

平和公園のモニュメント

 広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)を歓迎するため平和記念公園(中区)に設置したモニュメントが27日、市内27小学校の児童が育てた白とピンクのペチュニア1400株で埋め尽くされた。サミット閉幕後の5月下旬まで飾り、来訪者を出迎える。

 3月末に完成したモニュメントは当初、パンジーを飾り、ペチュニアへの植え替えを進めていた。この日は中島小(中区)の6年生23人が木枠で作った「G7 HIROSHIMA」の文字のスペースをピンクのペチュニア30株で埋める最後の作業を担った。

 同小では校内で3月から苗を育ててきた。村田愛栞(あいり)さん(11)は「大切に育ててきた。世界中から訪れる人たちにきれいな花を楽しんでほしい」と願っていた。

 平和大通り沿いにあるモニュメントは高さ2・6メートル、幅21・9メートルで、県内の官民でつくる広島サミット県民会議が制作。おもてなしの機運を高めようと、市内の小学校にペチュニアの苗の生育を呼びかけた。これから咲く花の数が増え、5月の大型連休ごろから見頃を迎えるという。(余村泰樹)

(2023年4月28日朝刊掲載)

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