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平和への思い 絵手紙に 全国からの2000点 南区で展示

 広島から世界へ、絵手紙で平和への思いを伝える「平和の絵手紙展」が27日、広島市南区の福屋広島駅前店で始まった。全国から寄せられた約2千点が並ぶ。5月10日まで。

 ロシアの侵攻を受けるウクライナの国花ヒマワリを描いた作品には「ウクライナに平穏な日々を」。原爆ドームを描いた作品には「広島から世界平和を祈る世界遺産」とのメッセージが添えられた。他にもハトや折り鶴、つながれた手などが描かれ、一人一人の思いがつづられている。

 市内である先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、広島絵手紙友の会(佐伯区)が企画した。自身の作品も紹介されている岡山市南区の絵手紙講師今井洋子さん(80)は「小さいはがきの一言には大きな力がある。広島から平和を訴えられれば」と話していた。

 11階のレストラン街に会場を設けた。入場無料。午前10時半から午後10時まで。(鈴木愛理)

(2023年4月28日朝刊掲載)

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