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[広島サミット5・19~21] 広島駅でボランティア研修 現場のもてなし 学生体験

 広島市で5月にある先進7カ国首脳会議(G7サミット)で「おもてなしボランティア」として活動する学生が28日、JR広島駅(南区)で研修を始めた。本番では同駅などに設置されるインフォメーションカウンターで観光や交通の案内役を務める。この日は4人が旅行者を相手に経験を積んだ。

 学生は駅で外国人観光客をガイドしている市民団体のメンバーに同行。困っている様子の人に声をかけ、切符売り場まで連れていったり、バス路線を教えたりした。団体のメンバーにお好み焼きを英語でどう表現するかなど話題を広げるこつも聞き出した。

 比治山大2年久保田未来さん(19)は「本番でも広島の人は温かいと思ってもらえるような対応を心がけたい」と意気込んでいた。研修は29日以降も続き、希望者が臨む。

 官民でつくる広島サミット県民会議によると、おもてなしボランティアには72人の学生が登録。広島駅、広島空港(三原市)、国際メディアセンターとなる県立総合体育館(中区)で16日ごろから活動する。他にも学生の通訳ボランティア51人も運営をサポートする。(新本恭子)

(2023年4月29日朝刊掲載)

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